タイ語の数字 読み方完全ガイド【声調つき】 | Phuut

タイ語の数字 読み方完全ガイド【声調つき】

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タイ語の数字 読み方完全ガイド【声調つき】

この記事の監修者

平野 泰志

平野 泰志

Phuut 開発者・在タイ7年

バンコク在住7年。タイ語学習アプリ Phuut を開発。日本語話者がタイ語でつまずく構造を観察し、学習プロダクトに反映してきた。

バンコクのチャトゥチャック市場で初めて値段を聞かれた時、「800バーツ」と言われているのに数字がまったく聞き取れなかった。店のおばちゃんが指を折り曲げて「パエット・ロイ」と何度も繰り返してくれたが、その「パエット」が8だとはわからなかった。

タイ語の数字をカタカナで暗記しようとした人の多くが、実はここで詰まる。数字の一覧表を見て覚えたつもりでも、声調が違うと耳に届かない。さらに20は「ソーン・シップ」ではなく「yii-sip (イー・シップ)」になる読み替えルールがあり、これを知らないまま現地に行くと、数字の発音の半分以上がずれた状態になる。

この記事では、タイ語の数字0〜100万の読み方を声調込みで整理する。読み替えルールの2つの核心と、旅行で実際に使う場面5つを押さえれば、数字に関してはすぐに使える状態になれる。

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タイ語の数字 0〜10 — 声調つき完全一覧

タイ語の数字を覚える時に最初に直面するのが「声調」の問題だ。日本語には声調がないため、カタカナで「ヌン、ソーン、サーム…」と覚えただけでは、標準タイ語 (バンコク方言) の発音とかなりずれてしまう。

たとえば9番の เก้า は上昇声調で発音する。同じ「カオ」でも、米 (ข้าว) は下降声調、入る (เข้า) も下降声調だ。声調が違うだけで全くの別単語になる。カタカナの「カオ」から声調の情報は読み取れないため、数字の9を言う場面で米の発音をしてしまう日本人が多い。ただし厳密には子音も違い (k vs kh)、声調の違いだけが問題というわけではないが、声調を意識するだけで混同を大きく減らせる。

0〜10の数字を声調クラスとセットで確認する。この表の「声調」列こそが、単なるカタカナ一覧との最大の差だ。

表を見ると、1・4・6・7・8・10が低声調、2・3・0が中声調、5が下降声調、9だけが上昇声調に分類される。日本語話者の感覚では、低声調は「少し低めに平らに」、下降声調は「高いところから落とす」、上昇声調は「語尾を上げる」イメージが近い。5 (ห้า) を「ハー」と平らに読むと中声調になってしまうため、「ハ」から「ー」にかけて音が落ちる感覚を意識したい。

※表の「声調クラス」(中・低・高クラス) は子音字のクラス分けで、実際の発音声調 (中声調・低声調・下降・高声調・上昇) とは別の概念です。たとえば低クラスの子音が必ずしも低声調で発音されるわけではなく、声調符号との組み合わせで実際の声調が決まります。この表は「各数字が実際にどの声調で発音されるか」を示しています。

タイ語の声調の仕組みと練習方法については タイ語の5声調を体系的に学ぶ で詳しく解説している。数字の発音が固まったら、声調全体の規則を確認しておくと定着が速い。声調を決める子音クラスの仕組みについては タイ語子音クラスの完全解説 もあわせてどうぞ。

現代タイで日常的に目にするのはアラビア数字 (0, 1, 2…) が主流だが、タイ語には独自のタイ数字も存在する。

特に ๑ (1) と ๒ (2) はアラビア数字の 1・2 と形が大きく異なり、初見では読みにくい。タイ数字の書き方はタイ文字と同様に曲線を基本としており、何度か書くと形が定着する。

タイ数字はお寺の掲示、切手、一部の硬貨など特定の場面に登場する。旅行者として「知っている」と現地で少し驚かれるレベルの知識だ。優先度としては、まずアラビア数字を使ってタイ語の発音を固めることを先にやって、タイ数字はその後で余裕があれば取り組むのがいい。


タイ語数字の読み替えルール2つ — これだけ先に覚える

多くのタイ語学習サイトは0〜100を順番に並べるが、本記事は読み替え2ルールを先に固める逆算設計をとる。

0〜10が頭に入ったら、次に絶対に先に固めておきたいルールが2つある。これを知らないまま11〜99を覚えようとすると、全員が同じ場所でつまずく。

ルール1: 20は「yii-sip (ยี่สิบ)」— song ではなく yii

2 (สอง) の読み方は song だが、十の位に来て20を表す時は yii (ยี่) に変わる。「ソーン・シップ」ではなく「イー・シップ」が正しい。この変化は20〜29のすべてに影響する。つまり21は「ยี่สิบเอ็ด」、25は「ยี่สิบห้า」となり、全部に yii が付く。

30 (สามสิบ)、40 (สี่สิบ)、50 (ห้าสิบ) は規則通りに [数字 + สิบ] の形になる。例外は20だけだ。だからこそ、20の読み替えを最初に頭に刻んでおくと後が楽になる。

ルール2: 11・21・31…の末尾の1は「et (เอ็ด)」— nueng ではなく et

1 (หนึ่ง) の読み方は nueng だが、十の位の後ろ、つまり一の位に1が来る時は et (เอ็ด) に変わる。11は「สิบหนึ่ง」ではなく「สิบเอ็ด」が標準タイ語での正しい言い方だ。21は「ยี่สิบเอ็ด」となる。

この2ルールを組み合わせると、11〜99のほとんどが自動的に読める。

10の倍数 (สิบ、ยี่สิบ、สามสิบ、สี่สิบ、ห้าสิบ、หกสิบ、เจ็ดสิบ、แปดสิบ、เก้าสิบ) を音読して体に馴染ませた後、各十の位に1〜9を足す練習をすると、約100個の2桁の数字が規則通りに読めるようになる。

読み替えルールを定着させるには、一覧を眺めるよりも口に出しながら繰り返す方が圧倒的に速い。発音しながら書く、発音しながら聴く、という2方向の刺激を組み合わせると記憶に残りやすい。


タイ語の大きな数の読み方 — 百・千・万と単位語一覧

2桁が読めるようになったら、単位語を覚えるだけで大きな数に対応できる。バンコクの屋台では数百バーツ、ホテルや交通機関は数千バーツ単位になる。単位語を押さえると、旅行中に価格帯の感覚がつかみやすくなる。タイ語の単位語は以下の5つだ。

単位タイ語読みカタカナ目安
100ร้อยroiロイ
1,000พันphanパン
10,000หมื่นmuenムーン
100,000แสนsaenセーン
1,000,000ล้านlanラーン

構成の順序は [数字] + [単位語] で、日本語の「三百」「五千」の感覚に近い。組み合わせの例をいくつか確認する。

  • 300バーツ: สามร้อยบาท (saam-roi-baat) — サーム・ロイ・バート
  • 1,500バーツ: หนึ่งพันห้าร้อยบาท (nueng-phan-haa-roi-baat) — ヌン・パン・ハー・ロイ・バート
  • 10,000バーツ: หนึ่งหมื่นบาท (nueng-muen-baat) — ヌン・ムーン・バート

注意点が2つある。

「100ちょうど」は roi のみで通じる。nueng-roi と言っても間違いではないが、現地では roi と短く言うのが自然だ。同様に「1,000ちょうど」は phan だけでも、nueng-phan でも通じる。ただし2,000以上は [数字 + phan] の形になる (例: 3,000 = saam-phan)。

大きな数で迷いやすいのは「百万 (ล้าน)」の使い方だ。タイ語には「万」に相当する単位 (หมื่น) があるため、日本語と単位の区切り方が違う。10,000は「1万」ではなく「ヌン・ムーン」と言い、100,000は「10万」ではなく「ヌン・セーン」と言う。バンコクの不動産価格や車の値段など大きな数字を扱う場面では、ここがポイントになる。なお、タイ語の母音の長短も数字の声調に影響するため、タイ語の母音完全ガイドもあわせて確認しておくと発音の精度が上がる。


旅行で使う数字シーン5選 — お金・時間・電話番号

数字の知識は、実際の場面に当てはめて使うと定着が速い。タイ旅行で数字が出てくる場面を5つ取り上げる。

場面1: 値段・バーツ

屋台や市場での会話では「[数字] + บาท (バート)」の形が基本だ。「これはいくらですか?」は ราคาเท่าไหร่คะ/ครับ (ラーカー・タオライ・カー/クラップ) で聞ける。値段を聞いてから「それは高い」「もう少し安くできますか?」につなげたい場合、ลดได้ไหมคะ/ครับ (ロット・ダイ・マイ・カー/クラップ) が定番の値引き交渉フレーズになる。

場面2: タクシーメーター

バンコクのメータータクシーはアラビア数字で金額が表示される。表示を読むだけで声調の知識は要らない。ただし運転手に「〜バーツで行ける?」と交渉する時は、声調つきで数字を言う場面になる。

場面3: 市場の量り売り

チャトゥチャック市場やオートーコー市場では、グラム単位や個数でのやりとりが発生する。「3つください」は สาม อัน (サーム・アン) がシンプルな言い方のひとつだ。数字の後ろに単位語 (อัน、ชิ้น、กิโล) を続けるだけで通じる場面が多い。

場面4: 時間の確認

タイ語の時間表記は日本語と区切り方が異なる。午前0〜6時、午前6〜12時、午後12〜18時、午後18〜24時を別々の単位で表す。旅行者としては「今何時?」— กี่โมงแล้วคะ/ครับ (キー・モング・レーオ・カー/クラップ) と聞いて、返ってきた数字を聴き取ることから始めると現実的だ。例えば、午前8時は「パェット・モーン (แปดโมงเช้า)」と言い、「パェット」が8 (แปด) にあたる。数字を知っていれば時間も聴き取れる。

場面5: 電話番号の読み上げ

タイ語で電話番号を読む時は1桁ずつが基本だ。0 (スーン)、5 (ハー/下降声調)、9 (カオ/上昇声調) の3つは声調が特徴的なため、ゆっくり区切って確認しながら伝えると聞き返されにくい。例えば「08」から始まる番号では「スーン・パエット (ศูนย์แปด)」と区切って読む。数字を音で出せると、番号を口頭で伝える場面で詰まらなくなる。


Phuut でタイ語の数字を声調ごと練習する

数字の声調を声に出して練習する環境が手元にあると、独学の効率が大きく変わる。

Phuut はタイ語学習アプリで、A1 Tourist レベルの早い段階から数字の単語が登場する。数字は音を耳に入れてから口で繰り返す2段階が定着の基本で、Phuutではこの流れがゲームの中に組み込まれている。リスニングゲームで数字を聴いて認識し、発音練習モードで声調つきの発音を繰り返し練習できる。フラッシュカードモードでは間隔反復で単語を定着させる設計になっている。フラッシュカードで yii-sip のカードを数セッション繰り返した後、20という数字を見た瞬間に「イー・シップ」と口から出るようになった。

収録単語・フレーズ数は約3,850語で、A1レベルだけで594語が含まれる。旅行前の準備として数字から入り、値段・時間・量の表現につなげていくという使い方に対応した設計になっている。

発音練習モードで繰り返し練習できる点が独学との大きな違いだ。声調のずれは自分では検知しにくいが、アプリで何度も聴いて口に出すことで感覚が育ちやすい。

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まとめ

タイ語の数字を「なんとなくカタカナで」覚えようとすると、現地で数字が耳に届かない、自分の発音が通じないという状況に直面しやすい。

押さえておきたいのは2つのルールだ。20は yii-sip (ยี่สิบ)、song (ソーン) ではない。11や21など末尾に1が来る場合は et (เอ็ด) になる。この2つが頭に入ると、11〜99の読み方の大半が規則通りに解ける。

タイ数字 (๑๒๓…) の優先度は低め。まずアラビア数字でタイ語の発音を固めることを先にやる。旅行なら 1〜10 + 20 + 100 の発音から始めるのが最短ルートで、それさえ言えれば値段のやりとりは十分できる。

数字は覚えて終わりではなく、実際の場面 (値段・時間・電話番号) で使って初めて記憶に残る。



タイ語の数字練習を続けるために

数字の一覧を頭に入れたら、実際の場面で使うことが記憶を定着させる唯一のルートだ。発音を確認しながら練習したい方は、Phuut の無料プランから始めてみてほしい。A1 Tourist レベルの数字ユニットから、声調つきで発音を体に馴染ませる練習ができる。

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数字の発音練習や声調のリスニングに集中して取り組みたい時間には、バックグラウンドミュージックで集中を高めるツールも組み合わせると集中が続く感覚がある。


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